児童精神科

平成28年4月より当クリニックでは児童精神科の専門外来を開設いたしました。
主な治療対象は不登校、ひきこもり、強迫性障害(不潔恐怖など)、うつ病、転換性障害、解離性障害、注意欠陥多動性障害、社交不安障害、パニック障害、自閉症スペクトラム障害などの発達障害、思春期精神病、PTSDなどです。
初診時に小学校1年生から中学3年生までの方を対象としております。
検査、診断及び治療を心理士と協力しながら行っています。必要に応じて学校、各種教育機関と連携いたします。
木曜日に児童精神科の初診外来を設けております。(木曜日にいらっしゃれない方も適宜ご相談ください)
不登校、断続的な登校、学校での不適応、その他生活上の問題の背景には不安障害などの様々な疾患や発達障害など成長、発達の遅れや偏りが存在している場合があります。
早期から医療機関が介入し、ケースによっては千葉県内の教育機関などと連携をとることによって、問題の積み重ねで決定的に自尊心が低下することを防ぎ、成人後の生活への影響を少なくすることができる場合があります。
「医療機関で相談するほどのことだろうか」と迷われる方も、困ったことがあれば遠慮なくご相談ください。
(ひきこもりについては、ご家族のみの相談の場合には関連施設であるカウンセリングルーム「こころのドア船橋」をご紹介しています。)
※発達障害
自閉症スペクトラム障害(ASD)・・・相互的な社会関係を持つスキルとコミュニケーションスキルの障害。こだわりが強く人の気持ちや表情を理解するのが困難で、社会生活に困難が生じる。
注意欠陥多動性障害(ADHD)・・・多動性(落ち着きのなさ)、衝動性(きれやすさ)、不注意(ミスが多い)などの症状があり、社会生活に困難をきたす。
※発達障害の二次障害
発達障害特有の性質、ADHDの乱暴さや衝動性、ASDの固執性や孤立などはしばしば周囲の子どもや大人に、本人に対する否定的な気持ちを抱かせます。
その結果、発達障害児は自信を失い、無力感、うつ状態、不満や怒りの蓄積、過剰な引っ込み思案,強迫傾向(不潔恐怖、確認強迫など)、保護者の側を離れられないなどの症状がみられるようになります。結果として反抗、暴力、ひきこもりなどの好ましくない行動が増加していきます。
このため周囲の人間の怒りは更に刺激され、叱責やからかいが多くなり関係が悪化するという悪循環が形成されます。日常的に叱責されているため自己評価が低くなり、本当に必要な注意や指摘も受け付けられなくなります。
二次障害は発達障害児では一般的にみられる症状です。治療やケアを医療や教育、福祉などのある機関で限定して行うことは不可能であり、医療、福祉、教育、母子保健、警察などが共通の目的意識のもとに連携しサポートしていくことが必須です。